WordPressにインスタを埋め込むと、何ができるの?
ただ貼るだけじゃない!Instagramの埋め込み活用法
Instagramの「埋め込み機能」とは、インスタの投稿をそのまま自分のサイトに表示させる方法です。
しかも、Instagram側を更新すれば自動的に反映されるので、ホームページを何度も編集しなくても情報を“新鮮”なまま保てます。
Instagramの埋め込みには、主に次の3つのパターンがあります。
■投稿単体を埋め込む
特定の1つの投稿を、そのまま記事やページに埋め込む方法です。
たとえば、最近話題になったメニューの紹介や、お客様のレビュー投稿をピックアップして表示するなど、アピールしたい情報を狙って見せたいときにぴったりです。
■プロフィール一覧のように埋め込む
アカウント全体の投稿一覧を、フィード形式で表示させるパターンです。
公式にはサポートされていませんが、外部の連携サービス(例:Instagram Feed Proなどのプラグイン)を使えば実現可能です。
お店や会社の雰囲気を伝えるには最適な方法です。
■特定のハッシュタグ投稿だけを表示
たとえば「#カフェABC」など、自社のブランドやイベント専用のハッシュタグ投稿を抜き出してホームに表示するケースです。
ユーザーの投稿を活用した“広告的な見せ方”にも使えます。
ホームページの更新、実はもっとラクにできる
ホームページって、一度作って公開してからが本番ですよね。
「最新の情報を載せたい」「イベントの告知もしたい」と思っても、手が回らないことは多いものです。
そんな時、Instagramをうまく使えば、インスタ投稿=ホームページ更新、という仕組みを作れます。
投稿すれば自動でサイトに反映されるから、わざわざHTMLを編集したり、記事を書いたりする手間が減るんです。

自動で更新されるって、便利ですよね!
もちろん、Instagramに載せる内容は「見せたい情報」である必要があります。
ですが、写真や短いコメントで完結できるインスタは、情報発信のハードルがとても低く、ビジネスにも向いています。
こんな業種にこそおすすめ!
Instagramの埋め込みは、特に次のような業種の方におすすめです。
・飲食店(新メニューや店舗の雰囲気紹介)
・美容室・ネイルサロン(施術例やお客様の声)
・小売店(新入荷商品の紹介)
・イベント系ビジネス(リアルタイムの告知や雰囲気発信)
どの業種でも、「タイムリーな投稿」をそのままサイトに見せられるのは強みになります。
コンテンツの更新が少ないと「放置されたサイト」感が出てしまいますが、Instagram連携があれば、動きのあるホームページに見せられるのです。
プラグイン不要!Instagram埋め込みの基本手順
InstagramをWordPressに埋め込むだけなのに、プラグインを入れたり、アカウント連携を求められたりすると、ちょっと構えてしまいますよね。
でも実は、Instagram公式の「埋め込みコード」だけで、投稿をサクッと貼り付けることができます。
余計な設定は不要、しかもコピー&ペーストだけ。
やってみると、拍子抜けするほど簡単です!
Instagram公式の「埋め込みコード」を取得する
まずは、表示させたいInstagramの投稿を開きます。
パソコンで開くと、投稿の右上に「…(三点リーダー)」が表示されます。
そこをクリックすると「埋め込み(Embed)」という項目が出てくるので、それを選びます。
次に表示されるコードをコピーするだけ。
これが“埋め込みコード”と呼ばれるものです。
Instagramが公式に提供しているものなので、安全性も問題ありません。

意外にも「このコードって使っていいの?」と不安になる方が多いんですよね。大丈夫です!
※スマホからは埋め込みコードを取得できない?
そうなんです、スマホアプリ版のInstagramでは埋め込みコードを取得できません。
必ずブラウザ(Google ChromeやSafariなど)からInstagramを開いてください。
WordPressへの貼り付け方【2パターン紹介】
Instagramの埋め込みコードをコピーしたら、次はWordPress側での操作です。
使用しているエディターによってやり方が少しだけ異なるので、両方ご紹介します。
■ブロックエディター(Gutenberg)の場合
- 投稿編集画面で「+」を押してブロックを追加
- 「カスタムHTML」ブロックを選択
- そこにInstagramの埋め込みコードを貼り付ける
- 「プレビュー」で表示を確認して完了
この「カスタムHTML」ブロックは、あらゆる外部サービスの埋め込みに使える万能ブロックです。
インスタの他にも、YouTubeやTwitter(X)などの埋め込みでも使われます。

「HTML」という言葉にビビらないで大丈夫です。貼るだけです!
■クラシックエディターの場合
- 投稿の編集画面を「テキストモード」に切り替える
- 埋め込みたい位置に、コピーしたコードをそのまま貼り付ける
- 「ビジュアルモード」に戻して確認
- 表示に問題がなければそのまま公開
クラシックエディターを使っている場合でも、操作の流れは非常にシンプルです。
テキストモードで貼り付けるだけなので、HTMLが分からなくても心配いりません。
コードがうまく表示されないときのチェック
「貼ったのに表示されない!」という声もときどきありますが、その場合は以下を確認してみてください。
・Instagramのアカウントや投稿が“非公開”になっていないか
・スマホ用の簡易モード(AMP)ではなく通常表示かどうか
・途中でコードが改変されていないか(改行や不要なスペースが入ると表示されないことも)
Instagramの埋め込みは、最初のハードルさえ越えてしまえば、ずっと自動で更新してくれる“便利な相棒”になります。
インスタが表示されないときの原因と対策3選
InstagramとWordPressを連携していると、一見同じように見えても“ちょっとした設定”の違いで表示されなくなることがあるんです。
ここでは、実際によくある原因を3つに絞ってご紹介します。
難しい操作は必要ありませんので、順番にチェックしてみてください。
①Instagramアカウントが「非公開」設定になっている
意外と多いのがこのケース。
Instagramのアカウントが「非公開設定」になっていると、埋め込んだとしても他のユーザーからは表示されません。
埋め込みが成功していたとしても、見る側の画面では「投稿が見つかりません」と表示されることもあります。
▶ アカウントの公開設定を確認する方法
Instagramアプリを開き、「プロフィール」→「≡(メニュー)」→「設定とプライバシー」→「アカウントのプライバシー設定」と進みます。
「非公開アカウント」がオンになっていれば、これをオフに切り替えてください。

気づかないうちに設定が変わっていた…ということも、ありますよね。
また、埋め込んだ投稿そのものが「親しい友達限定」になっている場合も、他の人には表示されません。
公開範囲は必ず確認しておきましょう。
②古いコードやブロックを使っている
ネット上にある古い情報をそのまま参考にしてしまうと、Instagram側の仕様変更に対応できていないことがあります。
特に注意が必要なのは、以下のようなコードややり方です。
・iframeで埋め込もうとするコード
・「oEmbed」形式(URLだけ貼れば表示されるタイプ)が古くて非対応
・非公式のスクリプトを使った表示方法
現在(2025年時点)では、Instagram公式の埋め込みコードを「カスタムHTMLブロック」に貼り付けるのが、最も安全で確実です。
▶ 一度、コードを貼り直してみよう
表示されなくなったときは、面倒でももう一度Instagramから新しく埋め込みコードをコピーして貼り直してみてください。
このひと手間で解決することも、意外と多いですよ。
③キャッシュやテーマが原因になっている
「埋め込んだコードも合ってるし、アカウントも公開設定なのに…」という場合、WordPress側の表示環境が原因になっていることもあります。
よくあるのは以下のようなケース:
・キャッシュ系プラグインが古いコードを表示している
・使用しているテーマ(特に無料テーマ)とInstagramの埋め込み仕様が相性悪い
・ブラウザのキャッシュが影響していて、自分の画面だけ正しく表示されていない
▶ 試してほしい対処法
・キャッシュ系プラグインを一時的に無効化してみる
・別のテーマ(Twenty Twenty-Fourなど公式テーマ)で試してみる
・シークレットモードや別の端末で表示確認する
特にテーマが独自にレイアウトやスクリプトを制御している場合、外部サービスとの相性で表示崩れや非表示が起きることがあります。
テーマの影響を確認する方法
一時的に別のテーマに切り替えて表示が正常になるかを確認しましょう。
変化がある場合は、テーマ側の干渉が濃厚です。
この場合、カスタマイズで対応するか、信頼できるコーダーに相談するのがおすすめです。
まとめと感想|できそうなところから、気楽にどうぞ
Instagramの投稿をWordPressに埋め込む方法について、ここまで読んでくださってありがとうございます。
振り返ってみると、やること自体はとてもシンプルでしたよね。
・Instagramの埋め込みには「公式コード」を使えばOK
・WordPressでは「カスタムHTML」に貼り付けるだけで表示できる
・表示されない原因は、非公開設定・古いコード・キャッシュやテーマの干渉が多い
この3点さえ押さえておけば、余計なプラグインに頼らなくても十分対応できます。
「これなら自分でできそう」と感じた方は、ぜひ手を動かしてみてください。
きっと思ったよりも、すぐに表示されるはずです!
反対に、「やってみたけどやっぱりうまくいかない…」「コードを触るのがちょっと怖い…」という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、一部だけコーディングをお願いするという方法もあります。
たとえば、「インスタの埋め込みだけやってほしい」「表示だけ直してほしい」といったスポット対応も可能です。
わざわざ高額なWeb制作会社に頼まなくても、必要なところだけ代行すれば、コストを抑えつつ、きちんと解決できます。
Instagramは、ビジネスの顔にもなりうる大切なツールです。
ホームページに組み込むことで、お客様との接点をもっと自然に、もっと身近に広げられるはず。
もし少しでも不安がある方は、お気軽にご相談ください。
あなたのサイトに、インスタの“動き”をプラスして、もっと伝わるホームページをつくっていきましょう。